寝屋川地区保護司会 「一泊交流研修会」

■平成29年11月28(火)・29日(水)

■愛知少年院の見学~名古屋城の見学

■入院から出院までおよそ11か月をこの施設で過ごす間、様々な体験活動を意図的に取り入れ、気配り、目配りを密に、職員・保護者・支援者が共に協力して温かく見守り育てられています。人として生きていく上での基礎、基本が定着するよう『知行合一』を目指し院内教育活動が行われています。

<以下、伊藤達也院長のことばより>

■「少年は必ず成長する。食事と睡眠を規則正しく日課として実践させていくと体内時計が確立し、目覚ましく成長する。」

■「靴下、下着などに白布に自分で記名して縫いつけるよう指導しています。物品の整理整頓は身辺自立を促す第一歩であるからです。」

■「集団場面での行動はとりわけ大事にしています。それは、前後左右の人と心を合わせてリズムをとることによって、相手の気持ちを素直に受け止め、自ら進んで対話する力を養うことにつながるからです。」

■「24時間少年に寄り添う11か月は、温室栽培の教育と言えるかもしれないが、出院後2年以内の再犯率は8~12%。私たちは、当院に入院して約1年で出院する少年たちの90%が社会復帰に向けて確かな一歩を踏み出していることを誇りに思っています。刑務所は罪を償う場であるが、少年院は教育の場なのです。」

■……これら、熱く語られた伊藤達也院長のことばが、玄関正面に凛と建つ石碑に刻まれた『愛』の文字と重なり、愛知少年院の教育理念に深い感動を覚えました。

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