SST研修

寝屋川市民会館2階第1会議室

テーマ 保護司のためのSST研修

講師 播磨社会復帰促進センター 上原  央 氏

大阪府東大阪子ども家庭センター 福永佳也 氏

NPO法人Viewプラス 片山和美 氏

SSTとは、social skill training(ソーシャル スキル トレーニング)の略語です。SSTは、当事者が生活の中で希望し必要とする「ものの考え方」と「行動の取り方」の学習を本人とともに進めていく支援の方法です。コミュニケーション能力を高め、トラブルへの対処能力を養い相手にうまく思いを伝える。また相手の働きかけにうまく対応し、対人関係の不安やストレスを軽減することにより周囲との良好な関係を作り、自身の幸福感を増すことを目的にしています。研修当日はSSTの基礎理解を踏まえたうえで、受講者が少人数グループに分かれ、対象者との面談ケースの課題について、グループで話し合い、よりよい質問の方法や対象者理解の方法、SSTの活用について学びを深めました。その後、ロールプレイで、対象者理解のためにいかに心を砕き、言葉一つにも十分に注意を払い、思いを寄せながら話し合いをするのかを体験しました。対象者に合った質問をすること。共感すること。相手の目を見て、体と耳を傾けること。うなづきながら聴くこと。相槌を打つこと。相手の考えや感情を想像しながら聴くこと。理解できたことを相手に確認すること。そして何より、対象者のよいところを探して伝えることが重要となります。対象者の生き辛さを理解することから信頼関係を築いていくことが大切であり、それが矯正教育の第一歩であることを再認識できた研修でした。

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