■実施日:令和7年2月5日(水)
■場所:市民会館研修室
■テーマ:幸せってなんだっけ?
■講師:児童虐待防止機構 オレンジcapo 理事長 島田 妙子 氏
講師の島田氏の経験に成り立った貴重な講話を拝聴し、よぎった言葉が境界知能・発達障害、児童虐待、大人になれない親等であり、私の思い出したくもない記憶が蘇った。小学校から高校、就職後も友人と呼べる人は無く、妻以外頼る人は誰もいないという一人の生き方に慣れていた。父親からは、小中学校の時、成績が悪い、親の言う事を聞かないと言われては、木刀・竹刀で殴られ、ご飯抜きで外へ立たされ、度々近所の人に助けられた。高校の受験の時はお金がないので行かせない、行きたければ土下座して頼めと言われ、母と二人して土下座し何とか受験出来た。しかし、父親の暴行は止まることなく続いた。高2になり初めて父に反撃したが母親に止められた。この時から父との繋がりは切れ、以後音は途絶えた。結婚式には父親側からは一人も出席はなかった。父は一人実家に戻り孤独死したが、私は葬儀や埋葬には出ず、墓参りもしていない。結婚に際し、父に無視され、母の助けでそれまでの姓を捨て養子となり今がある。振り返れば、全て母と妻の助けがあればこそ、今こうして存在している。過酷な環境の中で、私が道を踏み外さなかったのは、家族の中に手を差し伸べてくれる人がいたからだ。「人間一人にすると良くないことを考え、道を踏み褒凰川地区保鹽幸せって何外す。誰かが早く手を差し伸べる、そうすれば踏み外すことはない」。今回の講話の内容を心に刻み、今の私達に出来ることは、人を強制的に更生させることではなく手を差し伸べること、私達は更生の支援ボランティアであるということを忘れてはいけないこと。この大切なことを再認識するよい機会であった。
(参加者46名)(一中校区竹川忠宏)
