■実施日令和6年3月8日(金)
■場所市民会館第1会議室
■テーマ「就労支援について」
■講師大阪府就労支援事業機構事務局長松田慎一氏
令和5年の犯罪白書によれば、再入受刑者のうち、再犯時に無職であった者の割合が男性72%、女性87%という報告に驚かされると同時に、「就労支援」の重要性を感じた。講演は「民間・国の就労支援のあゆみ」「就労支援の課題」「協力雇用主の開拓・確保」について、ユーモアを交えながら進められた。「就労支援の課題」では求職者と雇用主双方の課題が示された。前者には収監中の体力低下や会話ができない生活環境でのコミュニケーション力不足が離職につながること。また後者については犯罪者を雇うことについて社内的な合意や顧客や取引先の理解が求められたり、出所者が希望する軽作業等の職種が少なかったりすることがあげられた。最後に、雇用という社会貢献をお願いしたいと締めくくられた。(参加者37名)