■平成29年10月5日(木)
日本吃音学会会長 伊藤伸二氏
テーマ『ありのままに…』
■どもる話し方をマイナスに意識することで問題になる。周囲から受ける否定的な物語を自らも語ることで、その物語に沿った生き方をしてしまうのだ。自らの人生をもとに導きだされた、どもりを個性と思う生き方への強いメッセージを感じさせられた講演でした。全国で悩む吃音者の力になるべく活動を続けられています。
■平成30年3月8日(木)
大阪保護観察所 民間活動支援専門官 佐伯孝範氏
テーマ『薬物依存について』
■薬物依存からの立ち直りについて万能薬はないと結論づけています。薬物依存にとって大切な事は、立ち直ろうとする本人の意志とそこに寄り添う仲間がいること、本人の思いを相談できる場所がある事、また、彼らの立ち直りを支援し続ける生活環境があるという事を力説されました。
■薬物使用者の更生を支援する立場にいる者はどうすべきかを佐伯氏の経験やDARK(ダルク)等の取り組みから、①対象者が相談できた事を回復への努力としてねぎらう事。②相談したいと思っている事を整理して打ち返す事。③必要以上の詮索は避ける事。…と述べています。