管外研修 『浪速少年院』

今回訪問した浪速少年院は、茨木市の緩やかな丘陵地帯の民家密集地の一角にあり、日本初の少年院として大正12年に設立され、昭和39年に改築されました。収容期間は平均13カ月程度です。定員は160名と比較的多く、収容されている少年の特徴としては年齢が高く、IQが高いということでした。

歴史と基本理念の説明を受け、職員の案内で院内を見学させて頂きました。作業所、居室、食堂、庭と、空間を広く、圧迫感なく設計されています。施設配置など、生活環境整備、溶接・日本漢字検定・珠算検定などの各種教育支援を十分に行う体制づくりは素晴らしいと思いました。平成5年には職業能力開発課程の指定を受け、入所者の更生に尽力されていることを頼もしく感じました。入所者の更生や社会復帰を祈る職員の真摯な姿勢にも大いに感銘を受けました。

■管外研修 
■浪速少年院他 
■令和4年5月25日(水) 
■参加者19名 

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